ケイワンボンド工法
1㎡あたり25tの接着力に加え、震度6でも揺るがない耐震性能を備えていることを実証しました。① 工法概要
ケイワンボンド工法 は、不安定な岩塊・転石を 高接着モルタル “ケイワンボンド” と 高強度モルタル吹付 により地山と一体化させ、斜面全体の安定を図る落石予防工法です。
亀裂・空洞など不安定要因となる部分へケイワンボンドを充填し、岩塊を地山へ強固に接着。さらにモルタル吹付で被覆固定することで、自然岩の形状を保ったまま安全性を高めます。
従来の「目地工+注入工」以外にも、当協会独自の吹付工により、急斜面や大型仮設機材が入りにくい箇所でも効率よく施工できます。
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② 特徴
1.強力な接着力 × 高耐久性
ケイワンボンドは工場生産による均質な材料で、長期に安定した接着性能を維持。モルタル吹付と組み合わせることで、強固な一体化構造を構築します。
2.施工後はメンテナンスほぼ不要
施工後の維持管理が不要で、長年にわたり安定状態を保持。将来費用の発生を抑え、ライフサイクルコストを大きく削減します。
3.景観を守り、環境への負荷が小さい
自然岩の形をそのまま活かしながら固定するため、景観を損ないません。施工範囲が限定的なため、周辺環境への影響も最小限。
4.コンパクト機材でどこでも施工可能
当協会の強みである “吹付施工” は大型足場・構台・モノレールを必要としないため、狭所・急斜面・高所でも対応可能。
→ 仮設費用の削減
→ 施工の安全性向上
→ 工期の短縮
に大きく貢献します。
5.応急対策にもすばやく対応
追加の用地確保が不要で、迅速に着工可能。他の防護工との併用も容易で、緊急性の高い現場にも適しています。
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③ 施工手順
1.洗浄工(下地づくり)
高圧洗浄機やブラシで土砂・苔などの付着物を取り除き、接着力が最大限発揮される下地を整えます。
2.網状型枠設置工(形状形成)
岩塊の形状に合わせて網状型枠を設置し、モルタル吹付の基盤をつくります。
3.ケイワンボンド接着工
・人力目地工
亀裂・空洞へケイワンボンドと石片を充填し、確実に間詰めします。
・注入工
注入機材を用いケイワンボンドを空隙へ注入。出来高を確認し、岩塊・地山との一体化を完成させます。
・吹付目地工
高強度モルタルを吹付し、岩塊を固定。
従来必要だった足場・構台・モノレールが不要となるため、仮設費・作業時間を大幅に削減できます。
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